ワレンベルグのパート生活(脳梗塞の狂想曲)

ワレンベルグ症候群(脳梗塞の一種)の後遺症に抗いながら再就職、パート勤務

フルタイム、不採用、拘りをすてて脳梗塞と歩む

本家はてなblog「脳梗塞、ワレンベルグな日々」からの転送その4(2024-2-23)

 

いきなりだが、昨日、4月からのフルタイム就職の不採用が確定、残念だがこれで3つめの不採用。

面接で失敗した感覚があまりないので、やはり脳梗塞がネックかなと。

勤め始めたパートは、順調。だが3月末までで、4月からの就職が宙ぶらりん。

4月からはフルタイム!に拘ってきたが、結果は不採用3発、これでノックアウトされたわけではないが、自分がそこに拘れば拘るほど、4月からの採用から遠のくのかもしれない。給与や待遇、そこに多少拘りたかったが。

脳梗塞から立ち直りました、雇って下さい!

では、(フルタイム)では採用難しい。でもパートならまだ採用の見込みがある、

この結果と事実を冷静に受け止める時か。

脳梗塞(後遺症)からの(自分が描く)社会復帰は未だ

脳梗塞からまだ一年と少し、このことを隠すのは潔くない、結論、いったん4月からもパートで一年、頑張ってみるかと思い直している。

雇う側からみて、パートであれば決まった時間でこういう作業、仕事だけをして貰うために来て貰う(替えが効く)のが前提だと思う(例外はあるかも知れないが)、

そういう括りであり、いっぽう

フルタイムにはそれなりの仕事をこなしてくれる期待がまずある。永く居てくれて、不安のない人を採用したい!(だからその分労働時間も長く給与も上がる)のは当然なのだ。その人がどれだけ使える人かも実際は分からない、そういう人を候補の中から見定めるとき、脳梗塞というワードは、NGに近い。 そういう結果なのだろう。

 

大胆なことを言ってしまうが、

雇う側が全て分かって、でも「こういう人なら雇いたい」という思ってくれたら、というのが自分の理想だ。もっといえば、

フルタイムかパートは、相談して後から決めれたり、状況が良くなればパートからフルに変えられるような、そんな社会、会社だ。

難しいよなぁ。

 

これは、書くべきか迷ったが、先日、前職の責任者から「体調はどうですか?もう一度働く気はありませんか」とのメールを突然貰ったのだ。 

その責任者には、4月の退院後の職場への挨拶以来、まったく連絡をしていなかった。

職場から駐車場までの短い道でその責任者は、「うちも今、人が居なくて、もし良かったら最初は時短とか、相談にも乗れると思うし・・」と言ったのを覚えている。

退院直後の私への社交辞令的な励まし、そう思っていた、実際、働くのは難しかったのだが。

当然、鹿児島へ転居していることも伝えずにいたのだ。言いようがなかったのだ。

もちろん、療養のため鹿児島の妻と暮らしていることと、病状も、後遺症に悩まされ、最近ようやくパート勤めから始まった事などを丁寧に返信したが、

「後遺症たいへんですが頑張って下さい」とまた励まされたのであった。

鹿児島に移った時にメールだけでもしておけばよかったかなと自分を責めつつも、自分を未だ待ってくれる人が世界に一人いたことが嬉しかった。

 

今言えることは、自分がやりたいと思える仕事、体の状態を鑑み周囲が理解してくれる仕事場、というのが大事で、それを見つける。

もし出会えればフルでもパートでもどっちでもいいはずなのだ。そして、一生懸命やれば、地域や社会に貢献でき、やりがいも見いだせる。それは給与より(いまは)健康と同様に大事なことではないだろうかと。

 

公務員とかフルタイムに拘ってきた理由は、前職で、あまりプレッシャをかけられず、採算だとか競争に過剰に巻き込まれず、へんな板挟みにもならず、目の前の(たまに歯ごたえのある)仕事に打ち込めた。その転職体験が大きい。

もうひとつ、仕事が公への恩返し、それで(公から)糧を得る、そこにやりがいもあった。前職では、たまたまそれが評価もされた、そこに尽きる。

 

今の3月までのパート仕事にまずは打ち込んで、体の具合を確かめつつ、4月からは、応募している公務員パートの仕事がもし決まったら、いったん一年、職に付いて公から糧を得る。

勤務時間などがすこし変則だが、市民の暮らしに彩りを加える仕事、家から近くて自分が良く行く場所で、本に触れていられるしごと、面接では病気のことを十分話したが、決まればいいのだが。

(もし不採用だったら、4月からまた就活、失業保険の残り貰って)

もうフルタイムに拘るのはやめよう。脳梗塞を隠さないのはそのままで、回復に過度に期待するのも止めよう。

雨や霧で濡れた道もある

※このはてなブログは、noteが(脳梗塞に関わる人がわりと見てくれている)という性格の方向性であるので、これに対して広い話題、趣味の話題などを 自分の視点(ワレンベルグな偏った視点?)で時々書いていくことにしたいと思う。