概要
容赦ない暑さと世間の喧騒は続いていた——。そんな中、仕事と休みが入り混じる世間一般のお盆1週間を、どうにかこうにか乗り切った。
少し乱れた食生活や、家族との距離感、独りの時間……そんな些細な出来事に、(壊れた脳の)心と(後遺症を抱えた)体のバランスを保つヒントが隠れているかもしれない。
2022年大晦日に脳梗塞(ワレンベルグ)で入院4ヶ月、本家ブログはこちら脳梗塞 ワレンベルグな日々。
退院後しばらく自宅療養。2024年4月より役所の出先機関(とある施設)でのパート事務職員(公務員扱い、一年契約)。脳梗塞の手強い後遺症と向き合いながらのパートも何とか一年継続し2年目突入。
還暦目の前、ぼちぼちゆる〜く、南国の古い田舎の家での夫婦二人田舎暮らし。
【暑さ、休み、食べすぎの一週間】お盆明けをなんとか乗り切って
先週8/12(火曜)からの1週間を振り返る
お盆明けの月曜8/18、いつもの施設の休館日で今日はお休み。
日課の朝散歩、朝から暑い。

先週(8/12〜)は、火曜の初盆(リンク記事)に始まり、翌水曜も個人設定の休み。
木曜からの仕事再開、ちょっとリズムがいつもと違う、振り返れば休みの合い間に仕事、のような一週間だった。勤務日数が少ない週。
とはいえ、真夏の南九州、気温は容赦なかった。日中はうだるような暑さが堪えた。
気候変動は今さら言うまでもないが、先週の九州の大雨に引き続き、関東でも大雨、北海道でも。北海道では凄惨なクマのニュースに驚きつつ、容赦ない暑さにやられながらの勤務の日々、どうにかしのいだ一週間を振り返る。
【火曜〜:初盆と仕出し料理、そして体重の増加】
8/12火曜の初盆、夜に食べた仕出し料理がなかなかのボリュームで、しかも揚げ物三昧。しっかり体重が1kg増量してしまった(ペロッと残さず食べれてしまうところは、我ながらかなり過去の自分の食い意地も戻ってきて、嬉しいような、、)
8/13水曜も休み、特に用事はなかったがぼんやりと過ごす。妻は義母の通院で朝から外出。昼には義姉妹らで「はま寿司」へ行き、皆で満喫したらしい。自分は前夜の食べ過ぎもあったし余り羨ましいとは思わない、家でひとり、軽い昼食でじゅうぶん。
ともかく暑いので、外に出ず家でゴロゴロ過ごす。
8/14木曜は仕事、久しぶりの分館勤務。独り勤務だったこともあり、マイペースでゆとりを持ってこなせたのが、休み明けの体にありがたかった。本との出会いもあった。
【金曜〜:仕事終わり、ひとりの晩酌と小さな自己防衛】
8/15金曜の遅番はきつかった。11時勤務開始。出勤するだけで汗が流れる。本社での勤務が4日ぶりで、溜まった業務もある。余裕は無かったが周りに助けられ、声かけられつつ19時閉館。施設の外に出るとまだ暑さが残っていて、クラクラするくらい、すぐ家へ帰る。
ちょうど妻は実家で義姉妹義母との夕食会があり、自分も声をかけてもらっていたが、仕事の終わりが読めず辞退していた。
帰りにコンビニに寄って、サンドイッチに缶ハイボール、おつまみスナックまで買ってしまい、帰宅後テレビを視ながら自分の世界に入った。21時過ぎに嫁が帰ってきた。「独りでも楽しそうだね」と言った。
また体重が元に戻ってしまった。けれど、その日は正直疲れていたし、一人になりたかったのだ。良くないとは思いつつアルコールまで入れてしまった、発散の兆し。
8/16土曜は休み、妻と隣市へ買い出しに行った、少し趣向を変えて昼食はパン屋で。久々にハード系パンのサンドにした、これが美味しくてさらに食べすぎてしまった。
(歯止めが掛からない。来週は、2ヶ月ぶりのかかりつけ医への通院があるのだが、体重超過が心配だ)
【日曜〜:暑さの中のイベント対応、そして達成感】
8/17昨日、日曜は早番仕事。
施設のイベント日。天気も相変わらず暑く、朝から準備と撤収で汗だく。
お盆休み最後の日曜とあって、午後からの来館者も多く慌ただしかったが、気力体力はどうにか持った。終わったときには、「何とか問題なく終わってよかった」と素直に思えた。帰宅後、嫁さんの手料理、アルコールなし。
そして、今日月曜は休み。お盆休みも終わり、出勤の嫁さんを送り出し散歩。
暑さも忙しさもあったが、休みが多かったこともあって、なんとか乗り切れた。
食生活は自堕落、反省点が多いが、妻実家の集まりを遠慮したり、少し箍(タガ)を外したり、自分のペースで過ごせたことが、結果的にはよかったのかもしれない。
ストレスもためず、疲れも残さずに何となく流せた週――そう思えば悪くない。
きっとまた来週も、似たような日々が続くのだろう。それでも、こうして振り返ることで、悪い事もいいことも受け止めて、何かが少しずつ整っていく気がする、脳梗塞の狂想曲。
【読書の時間がくれた、癒しのひととき】
本との出逢い、中山七里さんの4冊!
後遺症を抱えながら、仕事をこなす。少し慣れては来たがまだまだ。
病院での入院生活から普段の生活、さらに勤めを始めた社会生活の回復は、発症し一時は寝たきりになった自分にとってかねてからの希望であった。
パートだけど糧を得る生活に戻れたうれしさの半面、しかし心や体が未だ思うように行かない所もある。疲れも溜まりやすく脆さもある。
独りの時間、ストレス発散は、食べたり飲んだりばかりではない。素敵な本との出逢い、読書の時間が心を癒やす。中山七里さんとの出逢いも大きかった。
ここ最近、女性刑事のシリーズ2冊と 氏家京太郎シリーズ2冊を読んだ。
個人的評価は分かれる。
女性刑事、髙頭冴子の警察小説。少し異色のアクションハードボイルド。
逃亡刑事は、主人公が身内のの警察に疑われ追われるストーリー。面白い。
越境刑事は、ウイグル地区へ飛び出していき、拘束される主人公。ちょっとエグい。すこし残忍すぎるかなぁ。こういうものも書けるんだなぁ、七里さんは。正直好みではないけど。
氏家京太郎シリーズは、警察の科捜研を退職後に自ら鑑定センターを立ち上げた主人公が活躍するいわゆる法廷ミステリー。
2作目のこの作品も、面白かった。さすが、ドンデン返しの七里さん。
好きな本が、脳梗塞上がりの疲れ易い、ストレスフルな心にささやかな癒しをくれる。
中山七里さんは、とくに今の仕事に勤め始めてから出会った作家で、いろんなシリーズがあって、どのシリーズもハズレがなくて楽しめるのがいい。
脳梗塞の狂想曲はつづく。




