ワレンベルグのパート生活(脳梗塞の狂想曲)

ワレンベルグ症候群(脳梗塞の一種)の後遺症に抗いながら再就職、パート勤務

朱に染まる米国地図、外気温9度の朝、出張イベント、脳梗塞から23ヶ月

概要:

朝の気温9度。いっぺんに下がり過ぎの朝、会社へはいつもより30分早めに行った。
今日は社外イベントで、市内の小学校への出張訪問お話会。子供向けの読み聞かせなどをする、未来の大人の時代は世界はどうなっているのだろう。
昨晩トランプの圧倒的な勝利で幕を降ろした大統領選挙も終わる、暗黒の時代の幕開けと不安を煽る人もいれば、世界経済は上向くと他人事で笑顔の人もいる、世界が混迷する、そして年末が近づく。
イベントは他の人に助けられて無事終わり、施設に戻ってからバタバタと自分の仕事、終業時間を間違えるハプニング、でも何とかこなした。

2022年大晦日脳梗塞(ワレンベルグ)で入院、本家ブログはこちら脳梗塞 ワレンベルグな日々
結果、無職となり再就職が果たせたのは、今年2024年2月14日から、そして3月末で契約満了。
4月より役所の出先機関(とある施設)でのパート事務職員(公務員扱い、一年契約)。

全米州の殆どが利己の朱色に染まって選挙は終わった。
暗黒の闇が深ければ深いほど星は瞬く、とのキング牧師の言葉を引用し、たとえ暗黒の時代へ突入しても無数の明るい星で空を満たそう、という利他の言葉も虚しい惨敗の挨拶。
初の女性大統領への期待、差別や格差がこれ以上拡がらない平和な社会の期待も虚しく。
利己主義、暗黒の時代への再突入か経済好循環への期待か。世界の治安よりも自国の経済、自国民の利益や安全を優先するアメリカへ再び舵を切った事によって、世界が今後どう変わるか。
大国がこぞって自国主義に走れば、潤う勝ち組もいるのかもだが、いろんな諍いや摩擦は増える。

明けて11月7日、朝七時半に家を出る、ぐっと冷えこみ気温は何と9度、寒く感じるわけだ。出張イベントのためいつもより30分早めて出社、8時半に社有車で小学校へ向かう。

未来の大人になる小学生約60人を前に、読み聞かせや手話を行う。相変わらず硬い動き、無器用な空回りの自分、周りに助けられなんとか無事終わる。
この子達が大人になる頃はきっと、いい世界になっている事を祈るしかない。
お昼前には会社に戻り、報告書などの案を責任者へ送る。ともかくこういうものは、あーだこーだと悩まない、早いタイミングで割り切って提出し、修正の指示を仰いだほうが早い。
年末のイベントの一つが終わりホッとする。

昼食休憩後は、ギアを上げて毎週の定型業務を急いでこなす。明日木曜中にチェックokを貰わなければいけない書類の手直しを優先し、合間にその他の雑務をこなしていく。
年末を前に、担当に割り当てられている書物の整理が回ってくる、作業を教わり初めての削除処理業務を間違わないように進める。

4時をすぎ、終業まであと1時間あると思って、他の仕事も進めていたら、4時半の5分前に、「今日は4時半で終わりだよ」と言われる。30分前に始業しているのでそうなるのだそう。
仕事を何本か並列してやっていたので、どれも中途半端だが終わるしか無い。
少し焦ったが、優先順位を朝一番に決めて、どうしても今日必要な事は、昼1を目処に最低限終わらせていたので、事なきを得る。半年経っても何かが起こるが半年で学習もした。
始業時、そして都度「優先順位」をつけて、いつ何が起こっても、残業をしない勤務でもやり残しに致命的なことは起きないようになった、逆に、次の日でもいいという仕事は、準備だけして取っておく。惰性でしない、無理をして焦ったりして間違いやミスを起こしやすいので。

4時半、いつもより明るい時間に会社を後にする。
水曜、今日も1人飯だが、ついお惣菜で済まそうとスーパーに立ち寄る。
罪悪感、このパターンが最近増えてきたので、自堕落な食生活に陥らないよう少し反省、店に入ってからである(笑)。
木曜の分と2食の晩飯分になるように、割引シールを目印に、お惣菜を品定めして買うことにした。明日木曜は遅出の11時出勤、19時終業なので、明日こそ楽ラクしたい。
逆に、明後日金曜は、再び9時出勤で翌日土曜は休みだし、そこで何か作ることにしよう。
そういう割り切りにして自分を納得させる。

そして金曜の勤務が終わり、帰宅後、冷蔵庫で白くなっていたかぼちゃや、台所の隅で芽を出していた長期保管のじゃがいもを使って、ポタージュとポテサラを大量に仕込む。

金曜の夕食は1人、お味のチェックを兼ねて食す。
まずカボチャのポタージュだが、ばっちりだ。まず色艶がいい。
前回同様、緑の皮を外して、さつまいもとにんじんを入れているが、少し芋を減らしてにんじんを多めにしている、味の濃さはやや濃厚でカボチャクリームに近い。強いて言えばにんじんが効いているか、やや甘めは好みが分かれる。そこで、外した皮をフライパンで少し焦げるくらいに炒って、塩味にして乗せオリーブオイルを掛けた。この苦塩味の足し算が抜群だった。皮を捨てずに食べれるので一石二鳥。

ポテサラは、ポテトを茹で、にんじんと冷凍のコーンを加え、マヨと塩胡椒、最後にゆで卵を砕きながらいい按配に混ぜる。卵は粗い感じが好きだ。塩加減が、低塩で良い自分と他者では好みが分かれるが、足りなければ塩を振って食べて貰うしかない。
注意点:足が早いので早めに食べ切らないといけない。脳梗塞後は胃腸が割とデリケートなので、思わぬものが当たる。まぁ慢性の便秘癖もあるので、偶に便が少し緩めになるくらいがちょうどいいというのもあるが。

土曜の夕食分2人分の2品が、冷蔵庫の残り物を処理しつつ出来ている。野菜中心、塩分控えめ、脳梗塞のリハビリがてらの男子厨房である。